華やかでフルーティな味わい、私の好きなコーヒー豆ですのでご紹介いたします。
- 地域:コロンビア ウィラ県アセヴェド地域エル・ミラドール農園
- 生産者:Gabliel Castano
- 品種:ピンクブルボン
- 製法:ナチュラル
- 乾燥方法:天日乾燥、アフリカンベッド
- 標高:1,600m-1,800m
- 倍煎:浅煎り
ウィラ県アセヴェド地区の土壌は非常に良質で、現代コロンビアコーヒー産業の重要な役割を担う地域となっており、特にこの地区でとれるピンクブルボン種は甘みが強く、欧米マーケットでも人気品種の一つ。昨今の環境変化によりこの地域でのピンクブルボンの栽培が年々難しくなっており、その希少性は高くなっている。
エルミラドール農園はアセヴェド地区の中でも有数の農園で、ピンクブルボンの他にゲイシャ種も栽培しています、今年(2022年)のピンクブルボン種はとても甘くテクスチャーがとてもシルキーで上品なカップクオリティが印象的です。コロンビアの完熟チェリーの収穫時期は非常に短く、細心の注意を払って収穫しています。その後、フローターや未成熟豆を丁寧に取り除き水洗時に使用する発行槽で蓋をして48時間安置させた後に、乾燥用パティオでじっくり10日間~2週間ほど乾燥させている。
開閉式パラボリック温室にて乾燥しているため、雨天時は天井を閉めて乾燥ムラや余分な発酵を抑えられる。丁寧な乾燥工程を経て最終的な水分値11.5%未満になるように乾燥させたピンクブルボンは果肉の甘みを感じつつ、上品な酸味と滑らかで絹のような豊かな舌触りが楽しめる。
- フレーバー:ラズベリー、レモンキャンディー
- 酸味:酸はベリー系とほのかに花のようなフローラル系、ファーストインプレッションの酸質は明るく爽やか
- 甘味:甘味が強く、明るい酸を感じた後に豊かな甘味が全体に溢れる
- ボディ:ボディ感は強く奥行きが長い。明るい酸味と力強い甘味のバランスが長い奥行きでゆっくり変化し、中間域で豊かな質感が生む触感を伴いながら果実感を楽しめる。
- アフター:ナチュラル製法特有の質感もありながら透明感がある。質感が強く飲みごたえあり、後味もロングアフターなテイストですが明るくて甘いレモンキャンディーのようなアロマが鼻にぬけ、華やかな印象。
- 総合評価:酸質は明るくも心地よく、甘味も広がりがありバランス良いカップクオリティ。滑らかな舌触りの中、果実の質感が強い甘味に豊かな輪郭をつける。
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